g2インスタンスを使って宇宙へ行こう!

※これはJAWS-UG Advent Calendar 2013 12/3 のエントリーです
CDP Advent Calender 2013 12/3のエントリー記事はこちら

■きっかけ

こないだpodcastバイリンガルニュースを聞いていたら、こんなニュースの事をやっていました。

 リチャード・ブランソンのヴァージン・ガラクティックが、宇宙旅行への決済手段としてビットコインを採用!

すげー!僕も宇宙行きたい!って事で、新しいGPUインスタンス、G2インスタンスタイプを使ってbitcoinを掘る事にしました ( bitcoinについては → Bitcoin - Wikipedia )。

■準備編

g2インスタンスタイプは、nVIDIAドライバがあらかじめ入っているAMIが便利です。

Amazon Linux AMI with NVIDIA GRID GPU Driver on AWS Marketplace

 

必要なライブラリなどをインストールするためのuser-data scriptを用意しました。

USERNAME/PASSWORD は ここから 取得したアカウントに書き換えて下さい。

Howto: Mining on Amazon EC2 Cluster GPU instance を参考にしました )

■起動編

起動するのは 簡単です。上記のスクリプトをrootで実行するか、user-dataに入れて起動してしまえばOKです。

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■よし、いったいいつ行けるんだろう?

大体80MH/sくらい出ていて、1日あたり 0.00005687 BTCが稼げるみたいです。

宇宙旅行代金の25万ドルは今のレートで約 225.20 BTCなので、

 225.20 / 0.00005687 = 約3956391日 ≒ 10840年

oh...ちょっと僕の生きている間には無理そうです...
200インスタンスくらい並べればなんとかなりそうですかね?

(指数関数的に計算が難しくなるので、実際にはそんな単純にはいきません)

■まとめ

1) EC2でGPUを使うのはとっても簡単

2) 長生きしないと宇宙には行けないかも

3) もうbitcoin掘るのはFPGAとかASICじゃないと割に合わない

 

という事で、明日 12/4 はJunpei Nakadaさんです。